とぼとぼ冬道

とりとめもなくいろんな事話して

たまに右に顔を上げると
照れたような笑い顔があって。

どこまでもどこまでも歩いた。

ぎこちない二人が
ちょっとずつちょっとずつ近づいていって
気持ちを確かめながら
お互いの笑顔を探して


言葉が確実に積もっていく。やさしく降る雪みたいに彼と私の心をゆっくり溶かしていく。


大丈夫。 つながっている。

明日もあさってもずっと。

だからバイバイもさみしくないよね。