人生のダークサイド

人の怒りとか悲しみとか落ち込みとかイライラとか
マイナスの感情って
一番周りの人やその人と向かい合っているひとに伝わって
しまうものかもしれない。
いろんな事情を全部分かっている者でさえ
そのマイナスの状況によってその人がダメージをうけ、
人格まで変わってしまう事は受け入れにくいだろう。






でも親兄弟でもお互いその相手の事をどれくらい理解しているものなのだろう。
さいころからみてきた姿だけがその人の全てではないはずだ。
だからもしかすると変わったと思っていても
それが今まで気付かなかった親や兄弟、友人の本当の姿なのかもしれない。





私にとってお手本のような人格者だった家族の一人が
心に深い痛手を負っている。
周りの者たちは
相談にのれる者は相談にのり
そっと見守っているしかない者は
出来るだけ普段どうりに接している。




けれど彼のうけたダメージは相当で
ものすごい負のオーラが伝わってきた。
顔つきが今までの彼ではなくなっていた。
あまりにも痛々しくて
涙をこらえる事ができなかった。






人に接してここまでつらいと思ったのははじめてだった。
自分は彼になにができるだろう。
家族として
どうしてやれるだろう。




人生って嫌なものだなあ
今はそんな気持ちでいっぱいだ。