見えない不安

この年齢になっていろいろな事を
達観できるようになってきたので
基本的には自分によっぽど差し迫った事柄でないと
悩んだりはしないようになった。




人間関係においてもそうであり
それは小中学校期にさんざんいろんな事があって
これでもかと思うほどつらい目にもあってきたので
高校に入る頃にはそれらすべてが面倒くさくなり
自分を嫌っている人とはあえて距離をおいたりするようになった。




集団行動も必要最低限しか参加しなかったし
グループ行動なんてもってのほかだった。
(それでも懲りずに部活はやっていたのでやはり揉め事でうんざりした)





大人になって働くようになったら私は自由だとばかりに
好きな人としかつきあわないようになった。
会社で自分の仕事がまずくて相手が怒ったりした場合などは
原因を究明して反省したりしたが
最初からウマがあわないなと思う人とは
一線を引いた付き合いをした。



最近少ししかない自信さえも喪失気味で
いままで私を受け入れてくれていた人に
もしかして反旗を翻されてしまったらどうしようとか
そのまま遠くにいってしまったらどうしようとか
考えてしまう。
もちろん私もいけないところはいいところの何倍もあるが
はたしてみんなそれを指摘してくれるのだろうか。




いままで安心しすぎていたのではないか。
あまりにも私らしくないが
考えてしまうのである。



今日から読んでいます。
泣ける泣ける。
1話目から涙腺ゆるみっぱなしです。




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