二丁目のスピリット

二丁目系のひとがすきだ。
この人たちはもちろんお兄さんではない。
けれどお姉さんともちがう気がする。
どちらかというと妹のようなお母さん。
お姉さんよりもわがままで
お姉さんよりもあったかい。


発言は歯に衣着せぬだけどじめじめしていない。
口もわるそうだけどいわれてもあまり腹が立たない。
人間関係がはっきりしている。
あいまいなものはない。
すべてにあこがれる。


彼女達は本来持って生まれた性にいってみればさからって生きてきた。
それがたとえ自分の信念に基いていようとも
社会の風は冷たかったはずである。
だれもかれも一筋縄ではいかない苦労をしたことであろう。
しかし彼女達はそれをみせない。
みせないけれども ずっと戦ってきた のりこえてきた強さが垣間見える。
もしかしたらそれが彼女たちのあたたかさにつながるのかもしれない。


残念ながら 私には彼女達のような友達がいない。
紹介してもらうあてもない。
チャンスがあればといつも思っているのだが
今のところはこういう本で我慢している。
かなりきわどいハナシもでてくるのだが
それでこそ!
というものだ。
私も精神=スピリットだけでもみならって、まねてみたいと
思っている。


新宿二丁目のほがらかな人々
新宿二丁目のほがらかな人々
角川書店 (2003/04)
売り上げランキング: 43,991
このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。
おすすめ度の平均: 4.57
4 男も女もおネエさんも・・ん?
4 自分を見直したほうがいいかも・・・
4 エレガントのお手本