バーゲン売り場のトートバッグ

本を見にいったついでに誘われるまま気がついたらデパートにいた。
まわりは女性ばかりである。
女性専用車両のラッシュといったかんじの靴売り場を目指した。
イワシの大群のような人込みをかきわけ
お目当てのツモリチサトのコーナーで物色する。
この場ではもうぶつかろうが人の目の前を靴がかすめようが
あやまるひともいなければ怒るひともいない。
もしかしたらこれはバーゲンなれしている女性特有のものなのかなと思った。
男性だけのバーゲン会場でこんなことをしようものならたちまち乱闘さわぎに
なりそうである。



しばらく物色していたがその間中ずっと、前にいる人のトートバッグが
私の足の上にのっていた。
足をどけてもどけてものっかってくる。
ご本人はあれやこれやと靴の試し履きに夢中である。
着ているものもお世辞にもセンスがいいとはいえないのにツモリチサトの靴は履くのか
なんて毒付きながらそこを見るのはあとまわしにして
ヴィヴィアンウエストウッドのコーナーに移動した。
結構お手頃で可愛い靴があったのでしばし夢中になって見ていた。
ふと気がつくとさっきから靴を覗き込んでいる私のおでこに何度も
ぶつかりそうな頭があった。
何気なく頭の持ち主をみやるとだれあろう先程のトートバッグだった。


もしかして私の行く先行く先さきまわりしている?
私に嫌がらせをすることを何者かに任命されているのか?



そこで私がイチバンいやだったのはその女に足にバッグをのせられたことでもなければ
おでこが何度もぶつかりそうになったことでもなく
いくらバーゲンとはいえそこまで無神経な人と好きなブランドが一緒だったってことだ。


前に書いたような本当に綺麗な人ってのは
そんなことしない。
結構見かけってあなどれない。
だってその人頭ボサボサだったよ。
きをつけようきをつけよう
人の振り見て。。。だ。


結局靴は買わなかった。
戦意喪失ってやつだ。
ほんとはお金を持っていきわすれただけだが。





スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 を観てきた。
ヴァージンヒルズ六本木は凄い人だった。
やっぱり初日はわくわく感がちがう。
スター・ウォーズは早めに観るのがいい。
みんなの